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もるの妄想駄々洩れ日記。
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地元のパルコの催事で、アンティークやら雑貨やらのコンセプトショップ数店舗を呼んで蚤の市みたいなのやってる。
仕事帰りに立ち寄ったら期間中だったので、覗いてみたです。
プチプライスの小物が沢山あってフェチな人間には堪らない空間。
生活に役に立たない美しいガラクタばかり。
小さな扉だとか、祭壇だとか、何にも使えやしないけど、詩情に溢れている。
そういうのがすきです。
この催事、前にやっていたときに覗いたら、数年振りの再会があった。
私がまだ学生だったころ、通っていたアンティークショップがありました。
高価なものはもちろんだけれど、学生でも手の届くような細々したものも扱っていて、店長のお姉さんはいつ行っても(小生意気な小娘相手に)楽しく話してくれる人でした。
閉店して数年。
前回の催事に参加していた中に、彼女が結婚してご主人と始めたお店があったのでした。
突然後ろから肩を叩かれてびっくりした。
しかも、そのとき一緒にいた友達は、以前よく一緒にお店に通っていた子で、私達はお互いの誕生日に贈り合ったそのお店の指輪を今もずっとお守りのように着けている。
もちろん、その日も私達の指には彼女が買い付けてきたそれがあって、ほらって見せたら、泣いてた。
雑貨を扱う彼女には、自分の見つけてきた品がずっと長い間私達の人生とともにあることが嬉しかったのだと思う。
昨日また、彼女に会えました。
たくさんの魅力的な品々の中で、私が手に取った白い鍵のブローチは、タグを見れば、驚くほどのプチプライスと、裏に彼女のお店の屋号がありました。
繋がってるな、と思う。
次に会うかどうかなんてわからない。
またどこかで会うかもしれないし、会わないかもしれない。
けど、私はきっと数年に一度くらい彼女のことを思い出すんだろう。
彼女もお店を続けていく中、何かの拍子に私を思い出すのかもしれない。
そういう風に、私の記憶の中に薄く残っている人達は他にもいて、前ジャンルでいつもスペースに来てくれた方とか、職場で一緒だった子とか、思い出せば大抵笑顔だ。
名前も知らなかったり、忘れてたり、でも思い出すたび、彼女達が元気で幸せでいるといいなと思う。
人の記憶に残る私も、笑顔であるといい。
楽しい記憶であれるように、性格の悪さも程々にしよう。




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